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スタチンで筋症状がわずかに増加

2022年9月12日  Lancet

スタチン療法の筋症状(筋肉痛または筋力低下)への影響を無作為化二重盲検試験の個別被験者データのメタ解析で検討。参加者1000例以上を対象に2年以上スタチンとプラセボを比較した試験19件(12万3940例)および強度の異なるスタチンレジメンを比較した試験4件(3万0724例)の個別被験者データを解析した。 その結果、プラセボ対照試験(平均63歳、女性27.9%)では、加重平均した追跡期間中央値は4.3年で、スタチン療法に割り付けた参加者の27.1%およびプラセボに割り付けた参加者の26.6%で筋肉症状が報告された(率比1.03、95%CI 1.01-1.06)。スタチン療法での筋肉症状は1年目に7%の相対的増加を示したが(同1.07、1.04-1.10)、1年目以降は有意な超過を認めなかった(同0.99、0.96-1.02)。...