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アテローム性動脈硬化の危険因子、小児期から存在

2022年9月13日  JAMA Neurology

米国の健康保険システムKaiser Permanente Northern Californiaのデータを用いて、アテローム性動脈硬化危険因子(ARF:高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙歴)が動脈性虚血性脳卒中(AIS)の危険因子となる年齢をコホート内症例対照研究で検討。AISを発症した生後29日-19歳の小児患者141例と対照364例および20-49歳の成人患者455例と対照1018例を解析対象とした。 その結果、AIS患者のARF保有のオッズ比は、0-9歳1.87(95%CI 0.72-4.88)、10-19歳1.00(同0.51-1.99)、20-29歳2.3(同1.17-4.51)、30-39歳3.57(同2.34-5.45)、40-49歳4.91(同3.52-6.86)だった。複数のARF保有のオッズ比は、0-9歳5.29(同0.47-59.4)、10-19歳2.75(同0.77-9.87)、20-29歳7.33(同1.92-27.9)、30-39歳9.86(同4.96-19.6)、40-49歳9.35(同6.31-13.8)だった。アテローム性動脈硬化症が病因と推定される...