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再発/難治性HNSCCのICI、全奏効率30.1%

2022年9月13日  専門誌ピックアップ

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療を受けた再発または難治性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者212例(年齢中央値63.2歳、男性77.8%、過去喫煙または現喫煙者69.8%、ECOG全身状態スコア2以上31.1%、化学療法治療歴の有無問わず)の治療転帰を後ろ向きコホート研究で検討。原発部位は、46.7%が中咽頭、28.8%が口腔、24.5%が喉頭または下咽頭だった。 その結果、全奏効率は30.1%だった。1年時の総生存率は51.8%、無増悪生存率は9.4%と推定され、総生存期間中央値は12.9カ月、無増悪生存期間は3.9カ月だった。原発部位が口腔以外で総生存の改善が見られ(ハザード比:HPV陽性の中咽頭0.567、95%CI 0.335-0.960、その他の部位0.491、0.298-0.810)、受診時のT分類が4(同1.594、1.062-2.394)およびECOG全身状態スコア1超(同2.720、1.866-3.964)で総生存が不良だった。...