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前立腺がんのRARP、腹膜固定でリンパ嚢腫減

2022年9月14日  European Urology

ロボット支援根治的前立腺全摘除術(RARP)で拡大骨盤リンパ節郭清術(ePLND)を施行する限局性前立腺がん患者260例を対象に、腹膜の固定によるリンパ嚢腫の発生率低下効果を前向き無作為化試験で検討。腹膜の遊離皮弁を恥骨に固定する介入群と固定なしの対照群を比較し、245例を最終解析の対象とした。 追跡期間中央値595日で、介入群の2.4%、対照群の11.5%に症候性リンパ嚢腫が発生した(P=0.011)。術後6週の骨盤CTで検出された無症候性リンパ嚢腫の数(P=0.095)およびリンパ嚢腫の体積(P=0.118)に群間差はなかった。重篤な合併症(Clavien-Dindo分類グレード3aおよび3b)の発生率は介入群が4.8%、対照群が9.1%だった(P=0.587)。...