1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 再発/進行消化器神経内分泌がん、化学療法2種の効果同等

再発/進行消化器神経内分泌がん、化学療法2種の効果同等

2022年9月14日  JAMA Oncology

日本国内の50施設で、化学療法治療歴がない再発または切除不能の消化器神経内分泌がん(NEC)患者170例を対象に、エトポシド+シスプラチン(EP)療法とイリノテカン+シスプラチン(IP)療法の総生存期間(OS)延長効果を非盲検第III相無作為化試験で比較した(TOPIC-NEC試験)。 その結果、OS中央値はEP群が12.5カ月、IP群が10.9カ月(ハザード比1.04、90%CI 0.79-1.37、P=0.80)、無増悪生存期間中央値はそれぞれ5.6カ月、IP群5.1カ月(同1.06、95%CI 0.78-1.45)だった。OSのサブグループ解析で、膵原発の低分化型NEC患者では、EPの方がIPより良好な結果が得られた(同4.10、95%CI 1.26-13.31)。発現頻度の高いグレード3-4の有害事象に好中球減少症(EP群91.5% vs. IP群53.7%)、白血球減少症(61.0% vs. 30.5%)、発熱性好中球減少症(26.8% vs. 12.2%)があった。...