性腺機能低下症男性はコロナ入院リスク高い

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）罹患歴がある男性723例（平均55歳、平均BMI33.5）を対象に、性腺機能別のCOVID-19による入院率をコホート研究で検討した。 その結果、性腺機能低下症の男性は、性腺機能が正常な男性よりCOVID-19による入院率が高かった（45％ vs. 12％、P＜0.001）。多変量で補正した後、性腺機能低下症の男性は性腺機能が正常な男性より入院率が高かった（オッズ比2.4、95％CI 1.4-4.4、P＜0.003）。テストステロン療法（TTh）を受けている男性の入院リスクは性腺機能が正常な男性と同程度だった（同1.3、0.7-2.3、P＝0.35）。TTh実施中の場合、効果不十分（テストステロン濃度が正常以下）の男性は、テストステロン濃度が正常な男性よりも入院のオッズが高かった（多変量補正後オッズ比3.5、95％CI 1.5-8.6、P＝0.003）。...