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長期の飲酒で緑内障疑い発生リスク上昇

2022年9月15日  Ophthalmology

看護師健康調査(1980-2018年)、医療従事者追跡調査(1986-2018年)または看護師健康調査II(1991-2019年)の参加者計19万5408人を対象に、飲酒量による落屑緑内障または緑内障の疑い(XFG/XFGS)発生リスクを前向きコホート研究で検討。687万7823眼年の追跡で、705例にXFG/XFGSが認められた。 Cox比例ハザードモデルでの解析の結果、総飲酒量が増加するとXFG/XFGSリスクが有意に上昇した(非飲酒に対する累積平均飲酒量15g/日以上のXFG/XFGSの多変量調整後相対リスク1.55、95%CI 1.17-2.07、相互作用のP=0.02)。長期および短期の飲酒でXFG/XFGSリスクが有意に上昇し、診断4年前の累積平均飲酒量との関連が最も強かった(同1.65、1.25-2.18、相互作用のP=0.002)。アルコール飲料のタイプ別に見ると、非飲酒に対する週3.6杯以上摂取のXFG/XFGS多変量調整後相対リスクはビールが1.26(95%CI 0.89-1.77、相互作用のP=0.40)、ワインが1.30(同1.00-1.68、P=0.15)、蒸...