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大腸内視鏡検査、研修医参加で結果に悪影響は?

2022年9月15日  専門誌ピックアップ

消化器または一般外科の研修プログラムに登録したレジデントまたはフェローが成人患者の大腸内視鏡検査に参加した場合に検査の質に及ぼす影響を多施設共同住民対象コホート研究で検討。医師(平均実務年数14年)71人が結腸内視鏡検査3万5499件(女性患者53.5%、患者平均年齢60.0歳)を実施し、このうち5941件(16.7%)に研修医が参加していた。 その結果、研修医が参加した検査の腺腫検出率(ADR、26.4% vs. 27.3%、P=0.19)、盲腸到達率(CIR、96.7% vs. 97.2%、P=0.07)、穿孔率(0.05% vs. 0.06%、P=0.82)に不参加検査との有意差は見られなかったが、固着性鋸歯状ポリープ検出率(ssPDR:4.4% vs. 5.2%、P=0.009)およびポリープ検出率(PDR:39.2% vs 42.0%、P<0.001)が有意に低かった。潜在的交絡因子で調整した後、ADR(リスク比0.97、95%CI 0.91-1.03、P=0.30)、PDR(同0.98、0.93-1.04、P=0.47)およびCIR(同0.93、0.78-1.10、P=0....