1型DMの残存Cペプチド分泌能、早期HCL療法で維持できず
2022年9月15日
New England Journal of Medicine
新規発症した若年1型糖尿病(DM)に用いるハイブリッドクローズドループ(HCL)療法による残存するCペプチド分泌能の維持効果を多施設共同非盲検並行群間無作為化比較試験で検討。1型糖尿病の診断後21日以内の10.0-16.9歳の患者97例(平均12歳)をHCL群と標準的なインスリン療法(対照)に割り付けた。主要評価項目は、診断から12カ月後の血漿Cペプチド値(混合食負荷試験後)の曲線下面積(AUC)とした。 その結果、主要評価項目に有意な群間差はなかった(幾何平均:HCL群0.35pmol/mL、対照群0.46pmol/mL、調整済み平均差-0.06pmol/mL、95%CI -0.14-0.03)。24カ月時点でも大きな群間差はなかった(HCL群0.18pmol/mL、対照群0.24pmol/mL、調整済み平均差-0.04pmol/mL、95%CI -0.14-0.06)。糖化ヘモグロビン値の算術平均は、12カ月時点ではHCL群の方が対照群より4mmol/mol低く(0.4ポイント、95%CI 0.0-0.7ポイント)、24カ月時点では11mmol/mol低かった(同1.0、0.5-1...
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