小児のMIS-C/COVID-19、数カ月後も症状遷延
米国の小児病院25施設に入院した急性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者119例および小児多系統炎症性症候群(MIS-C)患者160例を対象に、退院後も持続する症状の危険因子を前向きコホート研究で検討。追跡期間は入院後2-4カ月だった。 その結果、急性COVID-19患者の11%、MIS-C患者の8%が再入院した。急性COVID-19患者の26.9%に症状の持続(22.7%)または活動障害(20.0%)があり、MIS-C患者では30.0%に症状の持続(14.3%)または活動障害(21.3%)があった。 COVID-19患者では、症状持続(調整後リスク比1.29、95%CI 1.04-1.59)または活動障害(同1.37、1.06-1.78)があると障害のある臓器が多かった。MIS-C患者では、呼吸器疾患既往があると症状持続の頻度が高く(同3.09、1.55-6.14)、肥満があると活動障害の頻度が高かった(同2.52、1.35-4.69)。新たな疾病の頻度はまれだった(急性COVID-19患者9%、MIS-C患者1%)。...
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