人工甘味料多量摂取で心血管リスク上昇?
2022年9月18日
British Medical Journal
NutriNet-Sant&コホート10万3388例(平均年齢42.2±14.4、女性79.8%)を対象に、人工甘味料が心血管疾患リスクに及ぼす影響を前向きコホート研究で検討。24時間の食事記録を複数回実施し、食事からの人工甘味料摂取量および種類別(アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース)の摂取量を評価した。 その結果、人工甘味料の総摂取量に心血管疾患リスク上昇との相関関係が認められ(ハザード比1.09、95%CI 1.01-1.18、P=0.03)、絶対発生率は多量摂取者が1万人年当たり346、非摂取者が314だった。特に脳血管疾患リスクの上昇が大きく(ハザード比1.18、1.06-1.31、P=0.002;絶対発生率:多量摂取者195、非摂取者150)、アスパルテームには脳血管事象リスク(ハザード比1.17、1.03-1.33、P=0.02;発生率:186および151)、アセスルファムカリウムおよびスクラロースには冠動脈心疾患リスクの上昇が認められた(アセスルファムカリウム1.40、1.06-1.84、P=0.02;発生率167および164;スクラロース1.31、1....
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。