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糖尿病治療薬の処方率に人種格差

2022年9月18日  Journal of the American Medical Association

2型糖尿病成人患者119万7914例(平均年齢68歳、男性96%)を対象に、ナトリウム・グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の処方に対する人種や民族による公平性を横断研究で検討。米国退役軍人保健局の大規模データ(Corporate Data Warehouse:CDW)を用いて、それぞれの処方率を評価した。 その結果、SGLT2阻害薬およびGLP-1 RAの処方率は、それぞれ10.7%および7.7%だった。黒人患者は白人患者に対する処方のオッズが最も低かった(調整後オッズ比:SGLT2阻害薬 0.72、95%CI 0.71-0.74;GLP-1 RA 0.64、0.63-0.66)。ヒスパニックまたはラテン系患者では、非ヒスパニックまたは非ラテン系患者に対する処方のオッズが有意に低かった(調整後オッズ比:SGLT2阻害薬0.90、0.88-0.93;GLP-1 RA 0.88、0.85-0.91)。...