筋骨格系画像検査、監査とフィードバックで過剰使用減少
2022年9月18日
Journal of the American Medical Association
オーストラリアで、筋骨格系画像診断(腰仙部や頸椎、肩部、股関節、膝関節、足部など)の依頼率が高い一般開業医(GP)が所属する診療所を対象に、個別化した監査とフィードバックにより依頼率が低下するかを要因デザインクラスター無作為化臨床試験で検討。適格基準を満たした診療所を(1)フィードバックの頻度(1回 vs. 2回)および(2)ディスプレイ表示(標準 vs. 依頼率の高い検査を強調表示する改良ディスプレイ)の要因別の監査・フィードバック介入4群と介入なしの対照群に割り付けた。主要評価項目は、12カ月間で実施した診察1000件当たりの画像検査11種類の依頼率とした。 試験期間中、1回以上診察したGP 3660人(95.8%、対照群727人、介入群2933人)を主解析の対象とした。診察1000回当たりの画像診断依頼率は、監査とフィードバックを実施した介入群の方が対照群より有意に低かった(調整後平均27.7、95%CI 27.5-28.0 vs. 30.4、同29.8-30.9;調整後平均差-2.66、同-3.24--2.07;P<0.001)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。