近視の小児711例を対象に、カフェイン代謝物7-メチルキサンチン(7-MX)経口投与による近視進行抑制効果を検討。線形混合モデルを用いて、調節麻痺下屈折度と眼軸長のデータを分析した。参加者の試験開始時の年齢中央値は11.1歳、経過観察期間は平均3.6年で、7-MXの用量は0-1200mg/日とさまざまだった。 その結果、7-MXによる近視進行(P<0.001)および軸伸長(P<0.002)の抑制が確認された。11歳患者モデルでの7-MX 1000mg/日経口投与の場合の近視進行は、今後6年間で平均-1.43ディオプター(D)、投与なしの場合は-2.27D、眼軸伸長の増加は0.84mm、1.01mmだった。7-MXによる治療の有害事象報告はなかった。...
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