アルコール依存症にサイロシビンが有効
2022年9月19日
JAMA Psychiatry
アルコール使用障害(AUD)成人患者95例を対象に、心理療法と併用した高用量サイロシビン2回投与の有効性を二重盲検無作為化試験で検討。スクリーニング前30日間の大量飲酒日数が4日以上のアルコール依存症患者に12週間の心理療法(動機付け強化療法と認知行動療法)を実施し、4週後と8週後にサイロシビンまたはジフェンヒドラミン(活性プラセボ)を投与した。主要評価項目は初回投与後32週間の大量飲酒日数の割合とした。 試験薬を1回以上投与した93例を解析対象とした。32週間の大量飲酒日数の割合はサイロシビン群が9.7%、ジフェンヒドラミン群が23.6%(平均差13.9%、F1,86=6.43、P=0.01)だった。平均1日アルコール摂取量もサイロシビン群の方が少なかった。サイロシビン投与患者に重篤な有害事象は見られなかった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。