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局所進行脱分化型脂肪肉腫にカバジタキセルが有望

2022年9月20日  JAMA Oncology

欧州4カ国の10施設で、転移性または手術不能の局所進行脱分化型脂肪肉腫(DDLPS)患者38例を対象に、カバジタキセルの抗腫瘍活性を非無作為化第II相臨床試験で検討(EORTC STBSG試験)。カバジタキセル25mg/m2を不耐、増悪または同意撤回が発生するまで21日ごとに静注投与した。サイクル数の中央値は5サイクルで、4サイクル以上実施率は65%だった。 その結果、主要評価項目の12週無増悪生存(PFS)率は55%だった。追跡期間中央値21.6カ月でのPFS中央値は6カ月、総生存期間は21カ月だった。奏効率は8%だった(臨床的奏効1例、部分奏効2例)。60.5%に安定が見られ、疾患制御(部分奏効+安定)達成率は68%だった。...