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朝食抜きで小児の社会心理的行動障害リスク上昇

2022年9月20日  専門誌ピックアップ

2017年のSpanish National Health Surveyの2次データの分析で、4-14歳の全国代表標本3772人の朝食の摂取状況と社会心理的行動障害の関連を検討。保護者の回答に基づき朝食の摂取状況を評価し、子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)保護者版で社会心理的健康状態を評価した。 その結果、家庭内での朝食摂取に比べ朝食抜き(オッズ比3.29、95%CI 1.47-7.35)および家庭外での朝食摂取(同2.06、1.27-3.33)は心理社会的行動障害のオッズが高いことと関連した。朝食でのコーヒー、牛乳、紅茶、チョコレート、ココア、ヨーグルトなどの摂取なし(同1.76、1.21-2.55)およびパン、トースト、シリアル、ペストリーなどの摂取なし(同1.31、1.01-1.73)は心理社会的行動障害のオッズが高いことと関連したが、卵、チーズ、ハムなどの摂取なしはオッズが低いことと関連した(同0.56、0.38-0.83)。...