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皮膚生検、初回診断がセカンドオピニオンに影響

2022年9月22日  専門誌ピックアップ

セカンドオピニオンを依頼された医師が先の医師の診断情報にどの程度影響を受けるかを評価。皮膚病理医149人(年齢中央値47歳、男性101例)を対象に、皮膚色素細胞生検標本の解釈(試験症例5322件)が先の診断情報から受ける影響を2段階の無作為化比較試験で検討。初回は別の皮膚病理医による事前の診断情報なし、2回目は12カ月以上のウォッシュアウト期間後に事前の診断情報ありで実施した。 その結果、事前の診断情報なし比較すると、事前に別の医師が下した診断の重症度が高かった場合に診断の重度度が高くなる傾向にあった(リスク比1.52、95%CI 1.34-1.73)。同様に、事前の診断で重症度が低かった場合は診断の重症度が低かった(同1.38、1.19-1.59)。事前の診断情報に「全く影響を受けていない」と述べた皮膚病理医でもほぼ同じ傾向が認められた。...