HIV感染者の心血管疾患、機序はいまだ不明
2022年9月24日
Journal of the American Medical Association
HIV感染者の心血管の病態を系統的レビューで検討。冠動脈造影CT、PET、心臓MRIを用いた試験45件(HIV感染者5218例、非感染者2414例)を対象とした。評価項目は、中等度(50%)以上の冠動脈狭窄(CTで評価)、心筋線維症(MRで評価)および血管および心筋のtarget to background ratio(TBR; PETで評価)とした。 その結果、中等度ないし重度の冠動脈疾患の有病率は、HIV感染者が0-52%、非感染者が0-27%で、有病率比は0.33-5.19だった。心筋線維症の有病率は、HIV感染者の5-84%に対して非感染者が0-68%で、有病率比は1.01-17.35だった。HIV感染者と非感染者のTBRの差は0.06-0.37だった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。