obefazimod、P2bで潰瘍性大腸炎改善

前治療に不応または不耐の中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎患者254例を対象に、ABX464（obefazimod）の治療効果を第IIb相二重盲検無作為化プラセボ対照導入試験で検討した。 その結果、2例を除外した最大解析対象集団を用いた主要有効性解析で、8週時点のmodified Mayo Score（MMS）の変化量はABX464 100mg群が－2.9点、50mg群が－3.2点、25mg群が－3.1点、プラセボ群が－1.9点だった（プラセボとの比較で100mg群P＝0.0039、50mg群P＝0.0003、25mg群P＝0.0010）。発現頻度の高い有害事象は頭痛だった（100mg群42％、50mg群30％、25mg群21％、プラセボ群8％）。ABX464 100mg群の1例、50mg群の1例、プラセボ群の3例に重篤な有害事象の潰瘍性大腸炎が確認された。...