コロナ感染前のストレスでLong-COVIDリスク上昇

米国で新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染前の心理的ストレスと新型コロナウイルス感染症（COVID-19）罹患後症状（4週間以上持続する関連症状）リスクとの関連を前向きコホート研究で検討。Nurses’ Health Study IIなど医療従事者の3つの大規模コホートの参加者から、2020年4月時点でSARS-CoV-2感染歴がなく、その後質問票に1回以上回答した5万4960例（女性96.6％、平均57.5歳）を組み入れ、2021年11月まで追跡した。 その結果、追跡期間中3193例（6％）がSARS-CoV-2検査陽性を報告した。うつ病の可能性（リスク比1.32、95％CI 1.12-1.55）、不安の可能性（同1.42、1.23-1.65）、COVID-19に対する不安（同1.37、1.17-1.61）、ストレスの自覚（最低四分位数に対する最高四分位数：同1.46、1.18-1.81）および孤独感（同1.32、1.08-1.61）にCOVID-19罹患後症状（1403例）との関連が認められた。感染前に2種類以上の精神的苦痛があった参加者はCOVID-19罹患後症状のリス...