鼻弁狭窄による鼻閉塞[鼻閉塞症状評価(NOSE)尺度スコアが55点以上]がある患者を対象に、温度制御高周波(temperature-controlled radiofrequency:TCRF)デバイスを用いた積極的治療の効果を多施設共同前向き単盲検無作為化試験で検討。参加者をTCRFデバイス群と偽処置群に割り付け、3カ月後の評価で偽処置群の適格者がTCRFによる積極的治療群に移行した。主要評価項目は12カ月時点の奏効率(NOSE尺度スコアの20%以上改善またはNOSE尺度臨床重症度分類の1以上の改善と定義)とした。 その結果、77例がTCRFデバイス群、31例がTCRF積極的治療移行群となり、そのうち88例を12カ月後の解析対象とした。12カ月時点の奏効率は89.8%だった。NOSE尺度スコアは試験開始前からの改善が見られた(平均変化量-44.9)。デバイスおよび処置に起因する重篤な有害事象は見られなかった。...
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