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一般成人の副腎腫瘍、有病率は1.4%

2022年9月27日  Annals of Internal Medicine

中国の健診センターで年1回健康診断を受けている一般成人2万5356例を対象に、副腎腫瘍の有病率と特徴を横断的研究で検討。CTによる副腎腫瘍検査を実施し、副腎腫瘍が認められた場合は悪性リスクと副腎機能を評価した。 その結果、351例に副腎腫瘍が認められた。有病率は1.4%で、年齢と共に上昇した(18-25歳0.2%、66歳以上3.2%)。337例に副腎皮質腺腫、14例に良性結節が認められ、悪性の診断はなかった。副腎腺腫が認められ内分泌検査を実施した212例では、69.3%が非機能性腺腫、18.9%がコルチゾール産生腺腫、11.8%が原発性アルドステロン症の診断を受けた。褐色細胞腫の診断を受けた患者はいなかった。どの年齢層でも非機能性腺腫の割合が高かった(46歳未満72.2%、46-65歳67.8%、66歳以上72.2%)。...