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小児の電池関連事故、「5歳以下」「誤飲」が多い

2022年9月27日  専門誌ピックアップ

2010-19年の米国National Electronic Injury Surveillance Systemを用いて、18歳未満小児の電池に起因する事故による救急受診を調査。症例は誤飲、口腔曝露、耳への挿入、鼻への挿入の4つの曝露経路別にコード化した。 その結果、電池関連事故による救急受診は7万322件あり、10万人当たり9.5件だった。電池の形状の記載がある症例では84.7%がボタン電池関連だった。2010-17年で救急外来受診率は統計的に有意な増加(P=0.03)、2017-19年では統計的に有意ではない減少が続いた。救急外来受診は6-17歳(10万人当たり2.2)より5歳以下(同24.5)に多かった。救急科外来受診の90.0%が誤飲で、鼻への挿入(5.7%)、耳への挿入(2.5%)、口腔曝露(1.8%)が続いた。...