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MDSにアザシチジン+ベネトクラクスが有望

2022年9月27日  専門誌ピックアップ

18歳以上の未治療または再発/難治性の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)または慢性骨髄単球性白血病(CMML)患者を対象に、アザシチジン+ベネトクラクス併用を評価した第I-II相用量漸増・用量拡大試験の第I相パートの結果を報告。患者23例(脱メチル化薬の投与歴なし74%、脱メチル化薬による治療失敗26%)を解析対象とした。追跡期間中央値は13.2カ月だった。 その結果、最大耐用量には到達せず、5日間のアザシチジン75mg/m2+14日間のベネトクラクス400mgを第II相推奨用量に決定した。最も頻度の高いグレード3-4の治療下で発現した有害事象は好中球減少症(39%)、血小板減少症(39%)、肺感染症(30%)、発熱性好中球減少症(17%)だった。敗血症による死亡が3件確認され、治療に起因するものではないと考えられた。全奏効率は87%だった。...