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進行メルケル細胞がんにニボルマブ+イピリムマブが有望

2022年9月27日  Lancet

進行期(切除不能、再発または病期IV期)のメルケル細胞がん患者50例を対象に、の抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ療法の有効性を第II相非盲検無作為化試験で検討。患者をA群(ニボルマブ+イピリムマブ)とB群[ニボルマブ+イピリムマブと体幹部定位放射線治療(SBRT)の併用]に割り付けた。主要評価項目の客観的奏効率(ORR)は、irRECISTに基づく完全奏効または部分奏効を示した患者の割合と定義した。 その結果、ORRは、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)投与歴のない患者が100%(完全奏効率41%、95%CI 21-63)、ICI投与歴のある患者が31%(同15%、5-36)だった。A群(25例中18例、72%)とB群(23例中12例、52%)のORRに有意差は認められなかった(P=0.26)。A群の40%(25例中10例)およびB群の32%(25例中8例)に治療に起因するグレード3または4の有害事象が認められた。...