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重症熱傷、グルタミンで入院期間短縮せず

2022年9月28日  New England Journal of Medicine

入院後72時間以内の深度II-III度の熱傷患者(年齢により体表面積の10%以上-20%以上)に対するグルタミン経腸投与の効果を二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。患者1209例(平均熱傷面積は体表面積の33%)を無作為化し、1200例(グルタミン群596例、プラセボ群604例)を解析に組み入れた。主要評価項目は生存退院までの期間とし、90日時点でデータを打ち切った。 その結果、生存退院までの期間の中央値はグルタミン群が40日、プラセボ群が38日だった(生存退院の部分分布ハザード比0.91、95%CI 0.80-1.04、P=0.17)。6カ月死亡率はグルタミン群が17.2%、プラセボ群が16.2%だった(死亡のハザード比1.06、95%CI 0.80-1.41)。重篤な有害事象に実質的な群間差は認められなかった。...