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切除後IV期黒色腫、ニボルマブとイピリムマブでOS改善

2022年9月29日  Lancet

IV期黒色腫の患者でニボルマブとイピリムマブの併用またはニボルマブの単独投与による補助療法の有効性と安全性を検討した第II相二重盲検プラセボ対照3群試験(IMMUNED試験)の最終結果が報告された。手術または放射線療法後に疾患の所見がない患者167例をニボルマブ+イピリムマブ群(56例)、ニボルマブ単独群(59例)、プラセボ群(52例)に割り付けた。主要評価項目はintention-to-treat集団の無再発生存(RFS)期間とした。 追跡期間中央値49.2カ月での4年(RFS)率はニボルマブ+イピリムマブ群で64.2%、ニボルマブ単独群で31.4%、プラセボ群で15.0%だった。プラセボに対する再発のハザード比は、ニボルマブ+イピリムマブ群が0.25(97.5%CI 0.13-0.48、P<0.0001)、ニボルマブ群が0.60(0.36-1.00、P=0.024)だった。 両群ともに総生存期間の中央値に到達しなかった。プラセボに対する総生存のハザード比は、ニボルマブ+イピリムマブ群のみ有意に良好だった(ハザード比0.41、95%CI 0.17-0.99、P=0.040)。4年全生...