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脊柱変形手術、SSI発生で偽関節リスク上昇

2022年9月29日  専門誌ピックアップ

成人脊柱変形(ASD)手術を施行した患者956例(女性762例、男性194例)を対象に、手術部位感染(SSI)が骨癒合および偽関節に及ぼす影響を多施設共同後ろ向き研究で検討。2年以上の追跡で、65例(6.8%)にSSI、138例(14.4%)に偽関節、28例にSSIと偽関節の治療を実施した。 多変量解析の結果、偽関節の危険因子として知られているBMI(オッズ比1.1、95%CI 1.0-1.1)、喫煙(同1.6、1.1-2.9)、Smith-Petersen骨切り術(同1.6、1.0-2.6)、器具を装着した椎骨の数(同1.1、1.1-1.2)、仙骨レベルでの癒合(遠位側でリスクが指数関数的に増加、S1でオッズ比最大6、95%CI 1.9-18.6)と同様、SSIは偽関節の主要な危険因子だった(オッズ比4.4、95%CI 2.4-7.9)。...