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小児脳腫瘍、視覚症状なくても6割以上に検査で異常

2022年9月29日  JAMA Ophthalmology

0-18歳の脳腫瘍新規診断患者170例(年齢中央値8.3歳、男性56.5%)を対象に、脳腫瘍診断時の眼科症状を多施設共同前向きコホート研究で検討。脳腫瘍診断から4週間以内に視能評価、視力検査、視野検査、検眼鏡検査などの標準化された包括的眼科検査を実施した。 脳腫瘍診断時、59.4%に視覚症状があった。78.8%に眼科検査で異常所見が見つかった。頻度の高い所見は、眼底検査(検査実施者164例)での乳頭浮腫(52.4%)、視能矯正検査(同161例)での注視麻痺(33.5%)および眼振(24.8%)、斜視(19.9%)、視野検査(同114例)での視野障害(28.1%)、視力検査(同152例)での視力低下(8.6%)だった。診断時に視覚症状がなかった69例の65.2%で検査時に異常が認められた。...