TAVRによる脳卒中、脳塞栓保護で予防できず
2022年9月30日
New England Journal of Medicine
経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)を施行する大動脈弁狭窄症患者3000例を対象に、脳塞栓保護(CEP)デバイスによる脳卒中予防効果を検討(PROTECTED TAVR試験)。主要評価項目は、intention-to-treat集団でのTAVR後72時間以内または退院前の脳卒中とした。 CEPデバイスの使用を試みた患者の94.4%で展開に成功した。CEP群と対照群の主要評価項目発生率に有意差は認められなかった(2.3% vs. 2.9%、差-0.6ポイント、95%CI-1.7-0.5、P=0.30)。CEP群の0.5%と対照群の1.3%に後遺症が残る脳卒中が発生した。1例(0.1%)にCEPアクセス部位の血管合併症が発生した。...
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