1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 血糖降下薬、リラグルチドとグラルギンが血糖制御で他剤上回る

血糖降下薬、リラグルチドとグラルギンが血糖制御で他剤上回る

2022年10月1日  New England Journal of Medicine

2型糖尿病罹病期間が10年未満で糖化ヘモグロビン値が6.8-8.5%の患者を対象に、メトホルミンと併用する血糖降下薬4種の相対的有効性を無作為化比較試験で検討。患者5047例(黒人19.8%、ヒスパニック系またはラテンアメリカ系18.6%)を平均5.0年追跡した。 その結果、糖化ヘモグロビン値7.0%以上(主要代謝評価項目)の累積発生率は4つのグループ有意な差が見られた(群間差の包括検定によりP<0.001)。グラルギン群(100人年当たり26.5)とリラグルチド群(同26.1)の発生率は同程度で、グリメピリド群(同30.4)とシタグリプチン群(同38.1)より低かった。重度低血糖はまれだったが、グリメピリド群の発現頻度(2.2%)はグラルギン群(1.3%)、リラグルチド群(1.0%)およびシタグリプチン群(0.7%)より有意に高かった。...