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腎除神経術、36カ月後までの安全性を確認

2022年10月2日  Lancet

治療抵抗性高血圧患者を対象にSymplicity腎除神経システムの有効性と安全性を検討しSYMPLICITY HTN-3(Renal Denervation in Patients With Uncontrolled Hypertension)試験の最終(36カ月)の追跡調査結果が報告された。試験では患者を腎除神経術群と偽処置群に割り付けた。6カ月時点で、偽処置群から腎動脈除神経術群にクロスオーバーできることとし、当初の腎動脈除神経術群と偽処置対照群(クロスオーバー群含む)で36カ月後までの血圧の変化量を解析した。 36カ月の追跡調査データが得られたのは、当初の腎動脈除神経術群219例、クロスオーバー群63例、非クロスオーバー群33例だった。その結果、36カ月時点の診察室収縮期血圧の変化量は、腎動脈除神経術群が-26.4mmHg、偽処置群が-5.7mmHg(調整治療差-22.1mmHg、95%CI -27.2--17.0、P≦0.0001)で、24時間自由行動下収縮期血圧の変化はそれぞれ-15.6mmHg、-0.3 mm Hg だった(同-16.5mmHg、-20.5--12.5、P≦...