転移性前立腺がん、rezvilutamide併用でOS改善

転移性ホルモン感受性前立腺がん患者654例（ECOG PS0または1、high-volume）を対象に、アンドロゲン除去療法（ADT）併用する新規アンドロゲン受容体阻害薬rezvilutamideの有効性と安全性を無作為化非盲検第III相試験で（CHART試験）。ビカルタミド＋ADTと比較した。事前に計画した2つの主要評価項目［放射線学的無増悪生存期間（PFS）と総生存期間（OS）］の中間解析結果が報告された。 その結果、rezvilutamideはビカルタミドより放射線学的PFS（ハザード比0.44、95％CI 0.33-0.58、P＜0.0001）およびOS（同0.58、0.44-0.77、P＝0.0001）が有意に良好だった。特に発現頻度の高いグレード3以上の有害事象は高血圧（rezvilutamide群8％ vs. ビカルタミド群7％）、高トリグリセリド血症（7％ vs. 2％）、体重増加（6％ vs. 4％）、貧血（4％ vs. 5％）および低カリウム血症（3％ vs. 1％）だった。...