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乳幼児の発達遅延、ASQで予測可能も根拠は低い

2022年10月5日  JAMA Pediatrics

乳幼児発達検査(Ages and Stages Questionnaire:ASQ)で生後12-60カ月の小児の発達遅延が検出できるかを試験36件の系統的レビューおよびメタ解析で検討。主要評価項目はあらゆる発達障害または重度の遅延とし、ASQ-2SDの発達遅延検出能(1つ以上の項目で平均の2SD以下)を評価した。 統合解析の結果、ASQ-2SDの発達遅延予測感度は0.77、特異度は0.81、陽性尤度比(PLR)は4.10、陰性尤度比(NLR)は0.28(試験16件)、重度遅延予測は0.84、0.77、3.72、0.20だった(同15件)。運動ドメインでのASQ-2SDの運動遅延予測感度は0.41、特異度は0.94、PLRは6.5、NLRは0.63(同7件)、認知ドメインでのASQ-2SDの認知遅延予測は0.44、0.93、6.4、0.61だった(同2件)。エビデンスの確実性は「低」または「非常に低」だった。...