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多発性骨髄腫にGPRC5D標的CAR-T細胞療法が有望

2022年10月6日  New England Journal of Medicine

治療歴の多い多発性骨髄腫患者17例を対象に、Gタンパク質共役受容体クラスCグループ5メンバーD(GPRC5D)を標的とするキメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法(MCARH109)を第I相用量漸増試験で検討した。 最大耐量はCAR T細胞150×106個に決定した。450×106個では、1例にグレード4のサイトカイン放出症候群と免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群(ICANS)、2例にグレード3の原因不明の小脳障害が発現した。25×106-150×106個を投与した12例には小脳障害、グレードを問わないICANS、グレード3以上のサイトカイン放出症候群の発現は認められなかった。コホートの71%と25×106~150×106個を投与した患者の58%に奏効が報告された。...