上部消化管がん、切除時の断端評価に拡散反射分光法が有用
待機的切除術を施行した胃がん患者および食道がん患者計34例(年齢中央値68歳、男性65%)を対象に、拡散反射分光法(DRS)を用いたリアルタイムの切除マージン評価が可能かを前向きex vivo妥当性試験で検討。DRSと追跡システムでex vivo組織のスペクトルデータを取得し、4種の教師あり機械学習分類器で組織病理学的検証に続く二項分類を実施した。 その結果、正常組織と腫瘍組織の識別での機械学習分類器の平均総合診断精度は胃組織で93.86%、食道組織で96.22%、平均感度は91.31%、94.60%、平均特異度は95.13%、97.28%だった。リアルタイムでの組織のトラッキングおよび分類が達成され、画面上での確認に成功した。...
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