GDM妊婦、過度の体重増加で児のADHDリスク上昇
妊娠糖尿病(GDM)女性が妊娠22週超で出産した単胎出生児1036人を対象に、母親の体重および過度の体重増加(EWG)の複合効果が産児の注意欠陥多動性障害(ADHD)リスクに及ぼす影響をコホート研究で検討。追跡期間中央値17.7年で、ADHD診断率は13%だった。 その結果、母親の妊娠前体重別にみたADHD発生率は、低体重が7.1%、正常体重が11.4%、過体重が14.2%、肥満群が16.4%だった。母親の妊娠前の体重が肥満だった場合のみADHDとの独立の関連が見られたが(調整後ハザード比1.66、95%CI 1.07-2.60)、過体重やEWGに関連は認められなかった。 複合効果の評価では、EWGを伴う肥満群のADHDリスクが最も高かったが(EWGがない正常体重群に対する調整後ハザード比2.13、1.14-4.01)、EWGがない肥満群では関連が見られなかった(同1.36、0.78-2.36)。...
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