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コロナワクチン追加接種の感染抑制効果、数カ月で漸減

2022年10月7日  Journal of the American Medical Association

米国ノースカロライナ州住民1060万例(中央値39歳、女性51.3%、白人71.5%、ヒスパニック系9.9%)を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種(初回接種および追加接種)後の感染、入院および死亡との経時的関連をコホート研究で検討。2022年6月3日時点で67%がワクチンを接種していた。 ワクチン未接種に対する初回接種10カ月後の感染の補正後相対リスクは、BNT162b2が0.53、mRNA-1273が0.52、Ad26.COV2が0.51だった。入院の補正後ハザード比は順に0.29、0.27、0.35、死亡では0.23、0.15、0.24だった。 BNT162b2初回接種に対する追加接種1カ月後の補正済み相対リスクは、BNT162b2接種で0.39、mRNA1273接種で0.32、追加接種3カ月後では0.84、0.60だった。全参加者では、感染歴がない参加者と比較したオミクロン株感染の補正済み相対リスクは0.23と推定され、4カ月後の入院の補正後ハザード比は0.10、死亡では0.11だった。...