1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 多発性骨髄腫、維持療法期のMRDでPFS予測

多発性骨髄腫、維持療法期のMRDでPFS予測

2022年10月9日  専門誌ピックアップ

多発性骨髄腫(MM)のイキサゾミブ維持療法を検討した無作為化第III相試験(TOURMALINE-MM3および-MM4試験)の被験者1280例を対象に、微小残存病変(MRD)による予後予測能を検討した。 その結果、無作為化時点のMDRに予後との関連が示された(無増悪生存期間(PFS)中央値:MDR陰性38.6カ月 vs. 陽性15.6カ月、ハザード比0.47)だった。14カ月時点のランドマーク解析で、MRD陽性から陰性に移行した患者はMRD陽性継続の患者よりPFS率が良好だった(2年PFS:76.8% vs. 27.6%)。MRD陰性が持続した患者はMRD陽性から陰性に移行した患者よりPFS率が良好だった(同76.8% vs. 27.6%)。28カ月時点のランドマーク解析でもほぼ同じ結果が確認された。...