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インフルエンザ入院小児、早期オセルタミビルで転帰改善

2022年10月9日  JAMA Pediatrics

インフルエンザで入院した小児5万5799例を対象に、早期(入院0または1日目)オセルタミビル投与と転帰改善との関連を多施設共同後ろ向き研究で検討。傾向スコアに基づく逆確率重み付け(IPTW)で交絡を調整し、混合効果モデルで早期にオセルタミビルを投与した小児と投与しなかった小児の転帰を比較した。主要評価項目は入院期間とした。 その結果、早期にオセルタミビルを投与した小児は入院期間が短く(中央値3 vs. 4日、IPTWモデルでの比0.52、95%CI 0.52-0.53)、7日再入院のオッズも低く(3.5% vs. 4.8%、調整後オッズ比0.72、95%CI 0.66-0.77)、後期ICU移送(2.4% vs. 5.5%、同0.41、0.37-0.46)、院内死亡またはECMO使用の複合転帰(0.9% vs. 1.4%、同0.63、0.54-0.73)のオッズも低かった。...