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再発/難治性ATL、バレメトスタットの全奏効率48%

2022年10月12日  専門誌ピックアップ

中央値で3種類の薬剤治療歴がある再発または難治性成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)患者25例を対象に、バレメトスタットの有効性および安全性を多施設共同非盲検単群第II相試験で検討。病勢進行または忍容できない毒性の発現までバレメトスタット200mg/日を投与した。主要評価項目は全奏効率(ORR)とした。 その結果、全奏効率は48.0%だった(完全寛解5例、部分寛解7例)。モガムリズマブによる治療歴がある患者24例では、全奏効率は45.8%だった(完全寛解4例、部分寛解7例)。奏効期間中央値は未到達だった(95%CI 1.87カ月-未到達)。試験治療下発現有害事象(TEAE)は管理可能で、被験者の20%以上にTEAEが発生し、血小板減少症、貧血、脱毛症、味覚障害、好中球減少症、リンパ球減少症、白血球減少症、食欲減退および発熱があった。...