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IBD患者はベンゾ系薬とZ薬の使用率高い

2022年10月13日  専門誌ピックアップ

1997-2017年に炎症性腸疾患(IBD)の診断を受けた患者5741例を対象に、ベンゾジアゼピン系薬およびZ薬の使用率と気分障害または不安障害との関連を検討。性別、出生年および地域をマッチさせた非IBDの対照者と比較した。 その結果、年齢と性別で標準化した2016年のベンゾジアゼピン系薬新規使用率は、IBD群が1000例当たり28.06、対照群が16.83だった(調整後率比1.69、95%CI 1.56-1.79)。IBD群のZ薬新規使用率は1000例当たり21.07で、対照群より1.87倍高かった。2017年では、IBD群のベンゾジアゼピン系薬使用率は約20%、Z薬使用率は20%だった。共変量で調整後、IBDと気分障害または不安障害の間にベンゾジアゼピン系薬およびZ薬両剤使用の劣加法性効果が認められた。...