TOPCAT試験に参加した駆出率が保たれた心不全(HFpEF)患者205例を対象に、VI型コラーゲン由来ペプチドendotrophinと転帰の関連を検討。米国のPHFS試験、ニュージーランドのPEOPLEコホートなどの参加者計810例のメタ解析で関連の妥当性を検証した。 その結果、試験開始前の血漿中のendotrophin量にのちの死亡リスク(標準化ハザード比1.74、95%CI 1.36-2.24、P<0.001)および死亡または心不全に起因する入院(DHFA)リスク(同2.11、1.67-2.67、P<0.001)との関連が見られた。endotrophinによる転帰の再分類および判定能はMAGGICリスクスコアやN末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)よりも高かった。 メタ解析でこの結果が確認された。PHFS試験の駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者1642例の解析で、endotrophin値に死亡(同1.82、1.66-2.00、P<0.001)およびDHFA(同1.40、1.31-1.50、P<0.001)との関連が示されたが、DHFAとの関連はMAGGI...
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