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コロナワクチン3回接種の入院予防効果、4-5カ月後66%

2022年10月14日  British Medical Journal

2021年1月から2022年7月までに米国10州の病院、救急治療室または緊急クリニックに入院した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)成人患者89万3461例を対象に、中等症および重症のCOVID-19に対するmRNAワクチンの有効性を検査陰性症例対照研究で推定。病院入院群(4万5903例)と救急治療室または緊急クリニック入院群(10万3287例)をCOVID様疾患があるがSARS-CoV-2陰性の対照(それぞれ21万3103例と53万1168例)と比較した。 その結果、オミクロン株優勢期では、入院を要するCOVID-19に対するワクチンの効果は、3回目接種後2カ月以内では89%だったが、4-5カ月後には66%に低下した。救急治療室/緊急クリニック受診に対するワクチン3回接種の効果は、当初83%だったが、4-5カ月後には46%に低下した。若年成人や非免疫不全者など全サブグループで効果の低下が認められ、免疫不全者は特に低下が大きかった。4回目接種を受けたほとんどのグループでワクチンの効果が増大した。...