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うつ病と双極性障害、遺伝的関連性認めず

2022年10月14日  JAMA Psychiatry

1960-90年に出生し、2018年まで追跡したスウェーデン人273万6950人(追跡時平均年齢43.9歳)を対象に、大うつ病(MD)と双極性障害(BD)の遺伝的易罹病性の関連をコホート研究で検討。遺伝的易罹病性リスク十分位数の上位2群を高リスク、下位2群を低リスクとし、MDのみ高リスク、BDのみ高リスク、MDおよびBDともに高リスク、BD高リスク+MD低リスク、MD高リスク+BD低リスクの各群を比較した。 その結果、BDのみ高リスク群は非精神病性BD、精神病性BDおよび統合失調感情障害(SAD)のリスクが高く、MDのみ高リスク群は非精神病性MD、不安障害および非精神病性BDのリスクが高く、BDおよびMDともに高リスク群は非精神病性BD、不安障害および非精神病性MDのリスクが高かった。 BD高および+MD低および群は精神病性BD、非精神病性BDおよびSADのリスクが高かったが、非精神病性MDや不安障害のリスク増加は見られなかった。MD高および+BD低および群は非精神病性MD、非精神病性BDおよび不安障害のリスクが高かったが、精神病性BDのリスク増加は見られなかった。...