1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 母親の超加工食品摂取で児の肥満リスク上昇

母親の超加工食品摂取で児の肥満リスク上昇

2022年10月14日  British Medical Journal

米国で、妊娠出産期間および育児期間中の母親の超加工食品の摂取が子どもの小児期および思春期の過体重または肥満のリスクに及ぼす影響を前向きコホート研究で検討。Nurses’ Health Study IIとGrowing Up Today Studyに参加し、児が18歳または過体重もしくは肥満(International Obesity Task Forceの定義)になるまで追跡した母児1万9958組(男児45%、登録時年齢7-17歳、追跡期間中央値4年)を対象に、児の過体重または肥満の相対リスクを推定した。 最大の解析コホートで2471例(12.4%)の児が過体重または肥満となった。実証されている母親の危険因子ならびに児の超加工食品摂取、身体活動および座位時間を調整すると、育児期間中の母親の超加工食品摂取に児の過体重または肥満との関連が見られ、母親の超加工食品の摂取が最も多いグループは最も少ないグループに対してリスクが26%高かった(相対リスク1.26、95%CI 1.08-1.47、傾向のP<0.001)。この関連には、児の年齢、性別、出生体重、児の在胎週数、母親の体重による影響は認め...