1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 炎症性腸疾患で乾癬とPsAのリスク上昇

炎症性腸疾患で乾癬とPsAのリスク上昇

2022年10月15日  専門誌ピックアップ

欧州系個人の最大46万3372人を含むゲノムワイド関連研究の要約統計量を用いて、炎症性腸疾患と乾癬および乾癬性関節炎(PsA)の双方向の関連をメンデル無作為化解析で検討。曝露因子、評価項目ともに炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎と乾癬、PsAを用いた。 その結果、遺伝的に予測される炎症性腸疾患で乾癬(統合オッズ比1.10、95%CI 1.05-1.15、P<0.001)およびPsA(同1.10、1.04-1.18、P=0.003)のリスクが上昇した。潰瘍性大腸炎ではなく、クローン病に乾癬(オッズ比1.16、95%CI 1.12-1.20、P<0.001)およびPsA(同1.13、1.06-1.20、P<0.001)との関連が認められた。逆方向では、顕著な関連は認められなかった。...