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リンパ腫、コア針生検での診断は切除生検より予後不良

2022年10月15日  専門誌ピックアップ

新たにびまん性大細胞型B細胞リンパ腫または縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫の診断を受けた患者1061例を対象に、切除生検またはコア針生検転帰および検体量の妥当性を観察研究で比較。532例(49.8%)に切除生検、529例(50.1%)にコア針生検を実施していた。 その結果、コア針生検の方が病期進行、国際予後指標3以上、検体量が分子解析に不十分となる割合が有意に高かった。切除生検を実施した患者よりもコア針生検を実施した患者の方が5年無事象生存率(67.6% vs. 56.9%、ハザード比0.76、95%CI 0.6-0.9、P<0.001)および5年総生存率(76.4% vs. 69.2%、同0.8、0.6-0.9、P<0.001)が有意に低かった。...