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複雑性UTIでセフェピム/エンメタゾバクタムが非劣性

2022年10月16日  Journal of the American Medical Association

グラム陰性尿路系病原菌による複雑性尿路感染症(UTI)または急性腎盂腎炎の成人患者1041例(平均54.7歳、女性55.0%)を対象に、新たなβ-ラクタム/β-ラクタマーゼ阻害薬配合抗菌薬、セフェピム/エンメタゾバクタムによる治療効果を国際共同第III相無作為化二重盲検実薬対照非劣性試験で検討。ピペラシリン/タゾバクタム(対照)に対する非劣性を評価した。主要評価項目は、主要解析集団のうち治療成功(感染の臨床的治癒かつ微生物学的消失)を達成した患者の割合とした。 その結果、主要評価項目は、セフェピム/エンメタゾバクタム群の79.1%、対照群の58.9%に発生した(群間差21.2%、95%CI 14.3-27.9%)。セフェピム/エンメタゾバクタム群の50.0%、対照群の44.0%に試験治療下での有害事象が発現した、ほとんどが軽度ないし中等度だった(それぞれ89.9% vs. 88.6%)。セフェピム/エンメタゾバクタム群の1.7%、対照群の0.8%が有害事象のため割り付けた治療を完了しなかった。...